クーラ

暑い夏に、クーラをかけて涼しくした部屋の中で、熱い鍋を食べるってとっても贅沢な夏の過ごし方だと思います。鍋からあがる湯気が天井から吹き下ろされる冷気で方向が変えられて、座っている所は前は熱いのに後は涼しいという状態なんです。暑い中に冷たい物を食べるだけでなく、こうやって熱いものを食べるのも食欲が奥の方から沸いてくるようで心地よくとても美味しくいただきました。

作った鍋は、参加メンツの意見では、寄せ鍋風すき焼きですとか、すき焼き風寄せ鍋ですとかあがったんですけど、どちらでも構いません。こうやって集まって1つ鍋をつついて、息で冷ましながら、普段の生活では滅多に食べないものを食べるって事がとても面白いんです。準備から食事開始までの時間が買い出しを含めても2時間かかってないくらいですからね。こうやって手早く調理して手早く食べられるのも美味しさの秘訣なのでしょう。作りながら、またやろうかって感想が出てくる事が何かとても嬉しかったです。

みんなで食べると、こういう大がかりな料理がとても安く作る事ができます。自分一人のために作っているとそれも限界がありますし、余る事が怖いので多く作れないし、多く作れないとそれだけ味も画一化してしまいますからね。その味にも一人暮らしが長くなったので慣れてしまったのですが、こうやってたまに別な機会で食事をすると面白いです。仲間内で話し込んでいるのももちろん楽しいのですが、こうやって料理が美味しいとそれだけでとっても嬉しくなりますよね。