言葉を使う

こうして言葉を使い、言葉を使ってコミュニケーションを行っている。仕草による言葉、手による言葉、声による言葉、文字による言葉。様々な文化に基づいて育てられてきた言葉達。私はこうして日本語を使っている。どれだけ簡潔で明瞭な日本語を使えているのだろうか、どれだけ綺麗な日本語を使えているのだろうか、どれだけ正しい日本語を使えているのだろうか。日本語の文化は、古事記の頃よりも以前から培われている。近発生した言葉もあるけど、その時代からある言葉を今でも使っている物ももちろんある。この言葉を使って産み出されてきた文学と呼ばれる物達。そう仰々しく考えなくても、普段用いる道具としての言葉達。もはや道具の域を超えたもの。何も意識しなくても、こうして言葉で意志を交換出来る事は考えたらものすごいことなのだろう。耳にする音が自分の中に意味を持っておちてくるのだから。生まれた瞬間は使えない言葉を成長する過程で獲得してくる。どの時期に文化で育つかによって、獲得するものが違ってくるのだろう。もともと事実を伝える為の言葉に感情を乗せるようになり、感情を心を伝える事の方に重きが生まれてくる。記号では表現できない言葉だから表現できる心達。本当に伝えたいのは伝わって欲しいのはこの心。文化によってその言葉に違いが生まれる。大切な事は、伝えたい想い知りたい気持ちだと思う。それがあるから新しい言葉を獲得したいと、今思える。例え付け焼き刃でも無いよりもある世界を信じて。少しずつ少しずつ努力を重ねる。英語のヒアリングの勉強をはじめた日。