寒さ

ものすごい強い風と、雹のような雪が降っている。風が強いこの地方は雪が降れば全て吹雪く、粉雪ならばそれが舞うのだろうけど、硬いそれは威力をますだけ。当たるとものすごく痛い物になる。そんな中一人の人を想いながら待っていたからかなぁ、確約はなかった。ただ待ちたいっていう強いエゴがそこにはあっただけなのかもしれない。だからあの後受け取ったメールに対して、思いやりの薄いリプライを書いたのかもしれない。情けないけど言葉にして伝えてくれない事に対して愛情の微調整することなんてまだ出来ない。これって無理な話なのかも。フィフティフィフティが丁度良いバランスだとは言い切れないのだから。自分の気持ちがある、相手の気持ちもある。だからこそ思いやる。その先に続く物を、自分の本当のピュアなそれを。相手の思いを。俺は言葉にする人で相手は言葉にしない人で、形が見えなくなるような時間があることがどうしようもないくらい悔しい。こんな事で悔しがる自分も何か悔しい。何があっても変わらない物がある。手段と目的と。何を掲げていたいのか。何もないので高速バスのチケットを買って帰ってきた。去年より二日早い帰省。この土地でやりたいことは、あるけど、今年はもう難しい。〆切を考えて来年でも可能なものは来年へ回す。あとは地元でしておきたいことがいくつか。どこにいても、何をしていても……