やらない日

やらないと決めたらやらない。気分転換をすると決めたのならば、すればいいのだ! なんて理屈だけを先に持ってきても、割り切れないものって結構多いんだよね。頭でっかちな方だとは思っていたけど、やっぱり先に来てしまうものが多いんです。堅くも柔らかくもいくらでも自由自在になるもののはずが、凝り固まってしまっている。この年まで生きてしまったキャラクタてのは一朝一夕で変えられるものでもない。でも、変わらないってあきらめるのもね。周りを変えるよりも、自分を変える方がらしいはず。そんな時読み返す作品。山田詠美著「ぼくは勉強ができない」読み返した回数が多い方から数えたら、トップ3にはランクインする作品。これは場面じゃなくて、一本一本短編として読み返すことがある。書物のもつ効用を信じたくなるのがこんな作品を読んだとき、読む前とは全く違う自分にであえるのは。本当に好きなものの、そして古来から様々な 人を救ってきた書物の持つ力。この作品に知り合ったのもかなり偶然の出来事、作者に知り合い、作品に知り合う。必然と偶然とそんなものすら考たくない感動と。