携帯電話

携帯電話やPHSを使いはじめて、全くと言って良いくらい使わなくなったのが公衆電話、数自体減った気がするのは、気をつけてみていないからなのだろうけど。増えなくなったのは当りではなかろうか。エリアなんて気にしなくてかけられる有線の強さ。公衆電話からかけることも減ったけど、同じ位公衆電話からかかってくることも減っている。携帯で受けるから相手がどこからかけたかが判るからなのかもしれないけど、着信履歴にそれが残ることって殆ど無い、この携帯を勝って二回目でしょ。奇しくも、二回とも状況の根本は近い。そして、その近さは電話を切ったあとに気が付く。あまり長い会話が出来ない分、瞬間的に頭が回らなかった事実に気がつかされる。そこからかけなければいけないほどの緊急性がじわじわと後になって利いてくる。元に戻ったと考えれば少しは楽なのだろう。絆が距離に影響を受ける時代はしだいに過去のものになってきている。それだけのバイタリティは必要なのだけど、難しい話なんだけど、不可能な話ではない。自分が持っているものを全て手放しなさい、それで戻ってこないものは、あと何をしても逃げて行くものでしょう。戻ってくるものと得られるものの大きさ。ただ、戻ってくるか戻ってこないかは、判らない。環境で感情が変化させられる、それだけのものに影響を受けてしまう。どんな状況でも自分で判断を下すことが出来る強さ、強さの一つの形。形を当てはめなくても困る自体は少ないのだが、はめる事で自分自身がそれを捕らえやすくなる。逃げられる恐怖から一瞬でも遠い所に居る事が出来る。成功か失敗かで論じることは出来ない。ただ、無駄でなかったと思いたい。一つ一つがあるからこそ、今の自分が存在することが出来る。時々無常な悪意が貫く。エゴと名づける。