夕方

夕方一度部屋に帰る。よっぽど研究の手が離せなかったり、一区切り付ける事が不可能だったらそれはしないけど、そうでない限り、一度部屋に帰る。夕食の買物をしたり、増えた情報を肥大化しすぎないうちに整理したり、溜った雑多な家事を片付けたりと言った仕事もあるけど、基本的には第一回目の分割睡眠をとるために部屋に帰る。3時間前後の睡眠。途中で電話が鳴ったり、その日の出来事によってはこれが無くなったりする事もあれば、増える事もあるけど、基本的な所はそれくらい。眠る前に炊飯器のスウィッチも入れておくと、その後のスケジュール調整が非常に楽になる。起きて、また雑多な用事を片付け、日が変わる前くらいに再び研究室にやってくる。翌日も同じ時間から出動するつもりだから、あまり長くいるつもりもなく、オールナイトで頑張るつもりなんて毛頭ない。その辺のバランスをとりながら、帰る時間を決めていく。総計すれば日の半分近い時間は研究室で過ごしているし、残りの時間の半分以上は眠っている。スケジュールがさらに押して来れば必然的に睡眠時間が削られてくるのだろうけど、今の所、経過は順調。ここに、あった事実を淡々と書き連ねている自分の文章はかなり珍しいかも。荒書きはかなり前に終っているし、それから校正も終了。画像も何枚か添付してそれなりに見られるものは出来た。時間をかければかけるほど、見栄えはどんどんと良くなるけど、内容が深くなるかどうかは、これとはまた別の問題。短時間でもエッセンスを抽出して素晴らしいものを作る事は出来るはずだし、集められたそれって、エッセンスだけしか無い事もしばしばある。とりあえず、俺の力で、今の段階で済む事はここまでじゃないかな。後は、赤を入れてもらう方が早いかもしれない。逐次打合せをしながら進む形式じゃなく、かと言って何も訊かずに先々進む形式でもない。形式に拘る事もしないのかもしれない。明日のスケジュールが入った。また楽しみな予定を入れる事が出来た。ただ、生活上最も恐いのがドタキャン、今日の様なら大丈夫なんだろうけど、全く同じ日はないから。時間だけは同じであって欲しい気もするけど、判らない事が起こる面白さも知っている。約束は守るためにあるんだし、限界までその道で事を進めて行きたい、月単位で延びる可能性もあるけど、その方が慌てなくて良いのかもしれないけど、成し遂げられる機会は一つとして無駄にしたくない。せっかくの機会なんだから。正面切って向かい合う事の大切さ。