考える

やらなければいけない事はやらなければいけない。気分転換と称しつつ様々な事を行っていても、その後そこに戻って来なければいけないのだ。時々この地から逃走したいなぁって思う事は良くある。そういえば、昔「完全逃走マニュアル」とか言うハウトゥ本が出版されていたような、気がする。同じ仲間に「完全自殺マニュアル」ってのもあったな。今の所後者を選ぶ気はさらさらない。もしもそんな事があれば、誰にも言わずにどこにも書かずにひっそりとってのが理想だな。もう少し若ければ勢いでって事もあっただろうけど、思い返せばかなり若い頃から老成した考え方をしていたような記憶もある。記録に残していない記憶は美化されるし、記録さえもその記録をたどる時の心情に左右される事は多い。もう少し先になれば、勢い以外の物が産まれるかもしれないけど、それは解らない話。辛さを知っているけど、楽しいなって思える時間も十分知っているから。小さな事のありがたさとでも言いましょうか。どこから逃げるのかって事。逃げても問題は解決しないけど、解決にかけるパワーなんかを得る事が出来たのかもしれない。ふらふらとつらつらとってね。書くって行為が産んでくれるものは確かにある。オチもクライマックスも無く書ける文章がここ。そういう技術的な事は書かない。ここを書いている時は考えるよりも先に指がキィを弾いている。結構軽快なキィタッチで言葉が飛び出して来る。文章は思考に方向性を与えてくれる。その方向に自分が考えていたんだなって気が着かされ客観視する手助けもしてくれる。以前読んだ物語を改めて読み返す、一度読んでいただけでは感じられなかったものがここにもある。時間的にそんな時間があればもっともっと別の事をすれば良いのだろうけど。行動すべてが良い悪いで選ばれるわけではない。いや、選んですら居ないのかもしれない。気が着いたら振り替えったら、そんな時間が無いとやってられないもの。やっていたいもの。何かを切実に得たいと思う。金だったり時間だったり力だったり心だったり幸せだったり、いつの間にかその辺りが抽象化されてきた。小学生の頃はTVゲームのカセットが欲しいだとかだったのが。時々欲しいものが形になってみえる時がある、そんな時なんか安心はする、進んでいく目標が出来るようなものなのだろうか。年末はどうやら閉まるらしい、実家に帰れるのか、帰らなければならないのか。