届かない?

もしかしたら、返事は届かないかもしれない。曖昧なリアクションが返るよりも、何も返らない事が一番辛い。黙殺されたって事だから。そんな気持ちはないのかもしれないけど、現れる事実が一番力を持っている。ここまで引っ張られると、考える方向はどんどんとマイナスの方向へ向かって行く。一度転がりはじめたそれは強い、とめようとしてもとめられない。こうして一日一回考えたことを形にしている事でどうにかこうにか、自分を留めているのだろうけど、もしこれさえも止めてしまったら、自らの思惑の暴走と収束に身体を壊すんじゃないかなって思ってしまう。心なんて込めずに、単に心配だって気持ちを伝えていたら、書きたい時に書ける相手になったのかもしれない。そういう存在は貴重かもしれない、でも、俺が求めている事はそれではなかった、俺はその時に出来る最良の選択をした。それをしてしまえば、後からどうこう思おうとしょうがない。俺が求めているものは何なんだろうか、声が聴きたい、言葉が欲しい。そして俺って存在を受け止めて欲しい。貪欲で利己的な欲求なんだろうか、自分がスマートでシャープでいられないと思った瞬間。心が奪われている。亡くすって事は何度も経験しているけど、奪われた事は……新しい自分さえもしらなかった自分を発見して、憑かれてはいないのだけど、まるでそんな感じで紡ぎ出される。伝わらないかもしれない、伝わったかもしれない。判るわけが無い。距離って壁が無ければ、もっと別の言い方もあった。いってもしょうがない事を言ってしまう、かなり弱っている俺。頑張っているんだろうとは思うけど、見られない事情が判らない距離では、自分の想いを伝える事しか出来ない。話してくれれば思いやる事も出来る。これも欲望なんだろう。人を好きになる事は、どれだけ相手の事を思いやろうとも相手を傷つける。人格と人格でぶつかり会いをしようと言うのだから当り前の話。ただ相手を思いやって、して欲しい事をしてあげて、それって家族な関係でしかないのだろう。これの方が安心出来るって人もいる。それだけじゃあまりにも情けない。待つのは辛い。でも、待っている、君だから俺は待てる。このままの状態を俺はどこまで続ける事が出来るのだろうか、時と共に薄れられるものならば、好きになんてならない。今まで好きだった数少ない人も思い出す事はある。求めない求めて欲しくない好きって形もある。求めたい求めて欲しい好きって形もある。何も要らない、ただ今の俺は声が欲しい。はじめて人の心が欲しいと想い、心を預けたいと想った。信頼と依存の境界を越えたのだろうか。最近とってもカッコ悪い。