整理

400冊を越える冊数の本を整理する。一度でも整理された事のある本棚を整理し直すのは、基本が出来ているから簡単なんだけれども、全くバラバラに納められている本棚を一からしようと思うとこれはなかなか大変な話。作者毎に分類して、作品毎に分類して、サイズ毎に分類して、出版社毎にも分類する。これらの分類の優先順位を本棚の大きさに合わせて確定する。大きな本棚だったら、完全に分ける事も可能なんだろうけど、空間にも限りがある、どれから優先するべきか。こう言うのを考えるのも本を整理する事の楽しみの一つ。これは仕事じゃなくて、完全に趣味の範疇。自分の本箱はもちろん、知っている人の本棚から、はては本屋にある本棚まで、バラバラに入れられている、一人でも整列を乱しているやつがいる、天地が逆転してしまっている。そう言うやつを観てしまうと気になってしょうがない。これを直すかどうかはまた別問題だけど、どうしてもこういう本が目についてしまう。新しい本が入る毎に、一度整えた整列は乱れていく。それだけの余裕がある空間ならば多少の増減には対応出来るのだろうけど、ギリギリの範囲で入れているとそうも行っていられない、デッドスペースをどれだけ少なくして、新しい空間を確保する事が出来るか、一定量増える毎にやってあげたくなること。一度、二桁の単位で増やしたのにそれをしなくて、どんどんとエスカレートしていって、自分自身すら探すのに苦労した事があったからな。どれだけ繁雑に見えても、自らが判ればそれで良い。逆に自らが判らない本棚って検索出来ない情報って全く意味が無い。俺は本の内容と同じくらい、本そのものが好きなんだろうな。理系的な考え方じゃないのかもしれない。情報を伝える一つの媒体に過ぎないのだから、価値があるのは情報で媒体に何を求めるのかってのが多数派なんじゃないかな。実際読み終えたら捨てるって人もいるから。読む事が好き、観る事も好き、書くのも好き、想像する事も好き。趣味の合う人と語るのも好き。幼稚園に上る前から付いている俺の習慣。