帰る準備

明日、帰る準備をする。まぁ準備って言っても、散らかしていた荷物を片付けての荷造りでそれほど時間はかからないのだけど、後は、ふらふらとこの間にうろついた辺りをまたうろうろするために出かける。この町の今をしるために、ここに居る頃から好きだった、散歩。遠くまで行くのではなく、何度も言った事のある所に、もう一度通う。こちらで無いと手に入らないものを幾らか思い描いてみたのだけど、インターネット環境下にあると場所って全く意味がない。通信販売って最後の方法を使えば、品物的な場所の制約って無い。帰りの車内で読む本でも買って帰ろうかとも思ったけど、既にこれは準備済み。寄り道先で少し毛色の違うものを仕入れることを考えつつ。帰ってからのラストスパートに頭を悩ませつつ。こちらでの予定は終了。明日は五時頃に起きて、一番近いJRの駅からのんびりと鈍行列車の旅。まっすぐ帰るだけでなく、行きたい場所に行き、会いたい人に会う。旅は俺の中では常に目的、帰省する事は手段。旅の中に仲間を見つけ、久しぶりに再開する。以前道を示してもらった人に元気を分けてもらう。知らない世界ではなく、知っている世界の知らない場所を探す旅。時々こうして自分の場所を確認する。地図を見る上で一番大切でそして一番難しい事。目的地を見つける事ではなく、現在位置を把握する事。それから地図を使う事がはじまるし、目的地にむかって進む事が出来る。今までの課程をしっかりと思い返せば、判らなくなる事は少ないのだけど、時々不意にそうなる事がある。大正解、あの日の行動と決断に今更ながら大感謝。カウントダウンしても良い。やらなければ行けないラインは終了、これからは書き込む事が主になる作業。結論は来月末に出される。ラヴコールが拒絶されても、意志を止める事は出来ない。目の前に立ちはだかる障害は考えるよりも大きいのだろうけど、考えようによってはばかばかしい程小さなもの。意識と好奇心。言葉が通じるうちは、言葉の力を信じて。帰っても久しくは部屋でスパートしている予定。