春の日

先日まで寒い寒いと思っていて、実際、朝晩は春だって事が信じられないくらい寒かったのがつい先日の話。今日は表を歩いているだけで、軽く汗ばむくらいあたたかい……あれだけ妖しく咲き誇っていた満開の桜も緑だけになり、春ってやつを意識させられる4月の後半。そんな温かで麗らかな今日、昼御飯を食べに行こうかと、食堂に向かって歩いていたら、罠にはまってしまった。罠って言ってもたいしたものではなく、単なる底が乾いた溝なんだけど、一瞬世界が上の方に動いていくあの感覚。小学校時代は当たり前のようにやっていたけど、ここ久しく躓いた事も転んだ事も無かった俺にとっては、懐かしい。部屋に帰って打ちつけた所を調べてみると、案の定、蒼くなっていた。指先の切り傷とかは生活していると気がついたら出来ていたりするけど、こういう扱けないと出来ない傷はいつ以来になるんだろう……まぁ原因はハッキリしている。ぼ〜っと上の方を見ながら歩いていた俺が悪い。にしても、滅茶苦茶恥ずかしい話、一人だったらばまだしも、一緒に食堂に行こうとしていた何人かがいたから……改めて自分の抜けているところを意識してしまう。もう少し前見て歩かないと行けないな。桜を見ながら歩いていて、足元躓いたって話は話していても綺麗な話かもしれないけど、こういうのには、華やかさがない分、ただ痛いだけ。って事でコンピュータの技術的な事を書き連ねていく予定のページは誕生した。飽きればすぐにでも廃止するかもしれないし、研究室の卒業された先輩を見習って高レヴェルな事が書けるようになるまで続けるかもしれない。ここは書いても軽めな事にするつもり……って言ってもまだ編集方針が漠然としているんだけどね。研究テーマも漠然と決まった事だから、そっちのページも自分を奮い立たせる為に作ろうかなって計画中。こういうのって考えている最中が一番楽しい。