茅田砂胡『黄金の戦女神』

圧倒的な力の前には、シリアスな戦闘シーンも一見コメディにしか成り得ないのかもしれない。砦に侵入し、中に火をかけ、大将を同士討ちにさせて、また戻ってくる。年若き美少女が、自分の倍は背丈のある連中を足手まといの様に使いながら単独で作戦を成功させる。リィだから安心して読んでいられるのだけど、やっぱりハラハラドキドキするこの思いは停められない、読んでてとっても気分がいいい壮快なエピソードの一つ。 各キャラのリィに対する態度の変化やそれに軽く応じてしまうリィが好き。面白いよ、このシリーズ。