1998-12-02 冬気光臨 Poem 公孫樹の黄金色の葉を縦糸に 楓の緋色の葉を横糸に 視界一面に広がる 落ち葉で編み込まれた極彩色の妖美な絨毯 俺が今いるこの場所を 雨に濡れたアスファルトの路上を 幻想的な王宮の廊下の一部に 一瞬にして変えてしまう 冬の訪れを告げる長雨が この街にくれた 素的な素的な贈り物