Poem

夜の姿と見えるとき

夜の姿と見えるとき 伝説の連なりに心奪われ 時の流れに夢を馳せる 夜の姿と見えるとき 妖しき耀きを全身で浴び 心の叫びに望を食らう 己は何を欲すのか…… 己が何と欲すのか…… 夜の姿と見えるとき 静寂の世界を知り 我の持つ音色を知る そして朝はまた来る

融雪白

他者の排泄物に 表を真っ黒にさせられながらも 一枚めくった 奥に潜む己は 自分の真の白さを 決して失わない 真を見る者へ 鮮烈な印象を残しつつ 数日の命をまっとうした己は あるべき姿へと帰っていく 魅惑的な姿を得る日を想って…… 天からの手紙を携える日…

血縁

鮮やかに黒きもの。 妖しく紅きもの。 絶え間無く刻みつづけるもの。 水よりも濃きもの。 永く永く受け継がれるもの。 血。 血の縁。

時分時針

許すのか? 許さないのか? 許せるのか? 許せないのか? 自分の保身の為につかれた嘘 一つの嘘に気づかされる…… 弱さは人の性質 卑怯は人の性格 嘘をつくことと口を閉ざすことの違い 元に戻る事は出来ない 時はそれだけ過ぎたのだから 新しい事が起きるだろ…

冬気光臨

公孫樹の黄金色の葉を縦糸に 楓の緋色の葉を横糸に 視界一面に広がる 落ち葉で編み込まれた極彩色の妖美な絨毯 俺が今いるこの場所を 雨に濡れたアスファルトの路上を 幻想的な王宮の廊下の一部に 一瞬にして変えてしまう 冬の訪れを告げる長雨が この街にく…

買物

B´z The Best Treasureアーティスト: B’z,稲葉浩志出版社/メーカー: Rooms Records発売日: 1998/09/20メディア: CD クリック: 32回この商品を含むブログ (101件) を見るB’z The Best“Pleasure”アーティスト: B’z,稲葉浩志,松本孝弘,明石昌夫,徳永暁人,池田大…