谷川流『涼宮ハルヒの動揺』

涼宮ハルヒの動揺 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの動揺 (角川スニーカー文庫)

相手がこれからいうことに気づいた瞬間。
気づいたということに、こちらも気づいた瞬間。
伝えたいことが言葉にする前につたわったような気分になれる思い。
言葉にしなければ思いは伝わらないのだけど、
その言葉すら超越して何かが通じ合ったように思える時間って確かにある。
思い出しても何なのかは分からないけど、
確かにその瞬間はある。
言えること、
言いたいこと、
言っても良いこと、
言ってはいけないこと、
色んなことを考えながら言葉という形で表現し会話している。
思っていること考えていることの何割が言葉になるのだろう?
その言葉にならない所こそ、目の前にあるものなのかもしれない。
笑顔と、ほんの少しの涙。