恩田陸『夏の名残の薔薇』

夏の名残りの薔薇

夏の名残りの薔薇

同じ場面が視点を変えて何度も何度も繰り返される、どこまでが本当にあったことなのか?
そもそも本当にあったこととはいったいなんなのか?
今私自身が経験していることも本当かどうかは誰にも解らない。
こうやって記憶がみせているだけなのかもしれない。
どんなときも見たい時に見たいものを見る。
やりたいことをやる。
その事実が周りとかけ離れていることもまたあるかもしれない、
それが世界の空気を変えてしまうことがあるのかもしれない。