松原秀行『パスワード龍伝説』

今、目の前にあるものを信じられなくなって。
ないものを作り上げてしまう。
それが作られれば良いが、つくりきることすらできない自分が何をやっているかをみることも想像することもできなくなってしまう。
そのばしかない。
自分しかいない。
傷と向かい合えない弱さがここに。