M800を修理に出しました。

夜勤中。お気に入りの万年筆と一緒に仕事をしています。電話のメモをとる時、考えをまとめる時、自分の名前を署名する時、大事な所を目立たせる時、常に万年筆を使っています。そのほんの一瞬の気のゆるみでした。書き終えてノートの上にキャップした状態でおいておいた万年筆が机の上からこぼれ落ちたのです。それほどの高さではなかったので安心していたのですが、取り出して書いてみて。すぐに手に伝わってくる違和感。初めて感じるけど、いつもと違うことが解りました。
夜勤を終わって大井町のフルハルタに持っていってみると、中が折れかかっていると言われ修理に出しました。このまま使っていると完全に折れてインクが溢れて鞄の中がインクまみれになるとも言われ、早く持っていくことに決めてよかったことを実感します。今のように筆箱の中に他のペンとぶつかる状態でいれておくのも余りよくないようです。今日の自体から筆箱の買い換えも考えます。
大切に使ってあげているつもりでも、身をもって実感します。物を大切に使うってどういうことかを。想像力を鍛えていても、最初に手に感じた違和感だけは、想像では埋められない形無い想いです。ものを大切に、一緒に素的になっていきます。