- 作者: 奥泉光
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2003/05/20
- メディア: 文庫
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今までいくつかの死に立ち会ってきました。死ぬことを初めて恐怖したのはいつだったのでしょう。思い出すと幼いころの思い出が一息によみがえってきます。生まれてくる人がいるからこそ、同じく死にゆく人もいます。死については漠然とは解っています。そうなんです、生を定義つけられないようにまた死も定義づけることはできません。ですが忘れて生きてはいけないのでしょう。それが死者を抱いて生きるということなのか、死を見めていきるということなのか、そうやって生死を決めてしまうことこそ危険な考え方ではあります。