谷川俊太郎『谷川俊太郎詩集』

谷川俊太郎詩集 (ハルキ文庫)

谷川俊太郎詩集 (ハルキ文庫)

作者は以前から知っていました。作品も何本も読んだことがあります。まだ私がTVを食い入るように見ていた頃、朝の番組でこの詩が朗読されていたことを思い出しました。小学校時代の教科書に載っていたことを思い出しました。どこから聞いたかすら覚えていないのに口ずさんでいた歌がありました、これが彼の詩だとはこの詩集を読むまで知りませんでした。
授業を離れて自分で選んで詩を読んでいくと、言葉の持つ力に気が付きます。自分で詩を詠んでいくことで、創りあげる楽しさと苦しさを感じます。思いつく瞬間を時間に換算することはできません、それを言葉に詠むときに時が生まれます。そこからまた果てしない言葉遊びを感じさせてくれます。韻律が語幹が背中の辺りに寒気を、心に笑顔を与えてくれます。