森博嗣『毎日は笑わない工学博士たち』

森博嗣作品を読み始めたのが、この頃なんです。丁度『封印再度』と『まどろみ消去』の間に『すべてがFになる』を読み、次の『幻惑の死と使途』からは出版と同時に読んでいました。日記サイトを時間を作って毎夜読み始めたのもこの頃です。まだ私は学生でした。ここ東京に住み始めるってことすら考えていなかった頃、初めて個人でパソコンを買った頃、まだWindowsを使っていた頃でした。
森さんに影響を受けて自分でも書いてみたいなぁと思い始め、周りからの要望も受けホームページを作り始めたのが1997年の秋頃そして1997-11-11にはWWWにアップするようになりました。それからもう6年コンテンツを作っては壊すことを繰り返していた6年です。最初からずっと続いているコンテンツってのはありません。ただこのメディアの可能性を楽しみながらあれこれとやってきました。始めたころの思い出を森さんの本を読んで思い出しました。
日記シリーズは、思い出しやすい時系列で整理されています。小説とは違う表現方法で考えが伝わってます。それに触発されるように自分も考えます。今年はもう一冊このシリーズが文庫になるらしいので、今からとても楽しみにしています。私の一番好きなシリーズです。