今年の大型連休最終日。

今、「オブジェクト指向」というものを勉強しています。それで表現するためのプログラミング言語Javaにも連休前から触れはじめました。学生時代にはC言語を触っていたので、Javaの基本的な辺りはイメージしやすく学ぶことができました。でも、私はJavaだけを勉強しているのではなくて、「オブジェクト指向」と言うものがありその考え方に基づいたプログラミングをするための手法としてのJavaを勉強しているのです。最初の内はJavaの勉強に偏りがちになるかもしれません、こっちの方が伝えやすく伝わりやすい言語化が容易ですからね。それに対してオブジェクト指向という考え方そのものは、自分の物にするのは時間がかかる気がしています。

概念そのものはそれほど難しいものではありません。ようは、現実世界をモデル化するときにより容易にモデル化をするための方法で、開発するものが大規模になればなるほど開発、保守、管理等を容易にしてくれる考え方です。対象とその振る舞いをオブジェクトとして捕らえて、全てをそれらの関連として見るんです。カプセル化多態性、継承……専門用語は数多くあります、これらの言葉だけを覚えるのは簡単です。ですが、何よりもその言葉が持つ背景世界を自分のものにできなければ、考え方が自分の物になったとは言えないのでしょう。それがものにならなければ言葉なんてすぐに忘れてしまいます。

学生時代はプログラミングもしていました。その頃はただ自分が解ればいいやの、システムとは到底言えないようなプログラムを組んでいました。でもこれからは全てに価値を付与しなければいけません。そのときのための一つの手助けが今勉強しているオブジェクト指向なんでしょうね。価値のあるもの、金にできると思われるもの。自分だけの世界ではそうはいきません。

振り返ってここに日々書いている文章を読むことがあります。自分の世界を書き連ねているだけなのかもしれないと、静かに反省することも多いです。誰かに楽しませることはできているのでしょうか。今の自分以外の誰かが読んでいる、その誰かを楽しませたい、その気持ちだけは常に忘れずにいます。