好きこそものの

好きなんだろうね、こんなこと考えるのが。「八犬伝」この名前がサブタイトルに付いているだけで、内容云々考えずに、キャスティングすら見ずに、第一話を見ようと決めていた。第一話を見て、世界観に引きずりこまれる、「八犬伝」のどこをいただいたのかは、まだ解らない、ただ主要登場人物が8人だってことだけなんだろうか?それとも、これから先、どんどんと秘密にされている部分が判明していくのだろうか?どんな人にだって、今まで生きてきた時間がある。それを全て明かして生きているわけではない、楽しいこと辛いこと、言えること言えないこと、言った方がいいこと言ってはいけないこと。それを思いやる心。「八犬伝」を最初に読んだのは、高校時代。古典の時間での簡易アンケートでクラスでは知っている人が俺しかいなかった作品。馬琴の原典はまだ読んでいないけど、これをモチーフに書かれた様々なヴァージョンに触れてきた作品。そして今描かれている様々な作品に影響を与えた作品。これ自体中国の古典に影響を受けて書かれた作品なんだけどね。その「八犬伝」からのドラマ。久しぶりに続き物のドラマを見ている、一話一話ストーリィが進んでいく面白さ。世界が少しずつ身近に感じられるあの感覚。基本的なお話屋さん。聴き役の語り役。