Antoine de Saint-Exupery『星の王子さま』

何てとらえるべき? 作者は何をとらえていたのだろうか? このストーリィって頭で考えていては簡単にはかけないのかもしれない。常に何かを心に置きつつ準備する。どんな準備をすればその不意にやってくる何かをこうして形に出来るのか? 天性のものなのか? 捕まえたから天才なのか? 一つ一つの科白が取り上げられてこの作品を紹介することはよくあるのだけど、その科白一つだけには集約出来ない世界。言葉が司るものは重く切ない。最初抱いた思いを忘れない、難しさと価値