面と向かって

コミュニケーションの基本は会って面と向かって話すこと。相手の雰囲気を知るためにも、本質に一歩でも近づくためにも。でも、それだけではない。技術は発展し、絆の深め方が距離に依存しすぎてしまうのは過去の話。もちろん、あまり遠すぎるとそれだけ多くのエネルギィが必要となる、それに耐え切られないとギブアップしてしまうこともあるだろう。もっと容易に幸せを得ることが出来るのなら、そっちの方に逃れるのもあり。いや、これは逃れるとはまた別なのかも。距離だって時間だって超える唯一のものが、形無き心とか気持ちとかで表現されるものだろうから。会うだけでもいけない、他にコミュニケーションを取る手段があるのだったら、使った方が絶対良いはずだし、それが多い方がよい。形なきものに形を与え様というのだから、色々な手法で試してみなくては、それが最も近くなれるように。少なければ少ないほど、失うことが恐ろしくなる。深めたいと思える人がいることは考えてみれば幸せなこと。応援する俺もいれば、そうでない俺もいる。経験と体験があるからこそ、なんだかね、照らし合わせてみてしまう。止めることが出来ることと、止めることが出来ないこと。忘れられないように、優しすぎないように、強引でないように。楽しく。ためらわずに、手腕なんて無いんだから。