西澤保彦『夢幻巡礼』

これも、大きなシリーズの番外編。いつものメンバは登場しない、でもこれがこのシリーズの後ろに流れている最も大きなもの、これが決着する時、このシリーズのシリーズとしての流れは収束するはず。だけどこれほど大きなものがあったとは予想していなかった。時間の流れを超越した存在が出て来るとストーリィも一気に想像力の範囲を発散しはじめる。繰り返されること。ちょっとだけ、浦賀作品を思い出した