栗本薫『グイン・サーガ』(67)

風の挽歌―グイン・サーガ(67) (ハヤカワ文庫JA)

風の挽歌―グイン・サーガ(67) (ハヤカワ文庫JA)

何を幸せと感じるのか? 自分が考えもしなかった幸せが在ることをしり、少しだけ自分が強くなる。自分がしたい事と、自分が大切に思うもの、そのどちらを選ぶべきなのか、自分だけの事だったら、もう少し考えることが簡単になるのかもしれない。でも、自分の守りたい人の幸せを考えはじめると少しずつ難しくなる。それを安心させてもらえる存在。それが居る事の幸せ。好きとか嫌いとか、そう言うものを超越した存在。優しさと強さが同居する難しさ。その人が居るんだと言う事。益々盛り上がるグイン・サーガ