答えの無い問題

解の無い問題は存在する。どんな答えを導き出そうと、絶対に後悔するのは判っている。その場の快楽に身を委ねる事。正しくもあり、間違ってもいて、正誤が無い変わりに善悪も無い。だからこそ、俺は悩み、胃を痛くする。感情と行動の間には関係があっても、接点は無いのかもしれない。もし動いたとして、俺は耐え切れるのか?遠いという事に。自分にとって相手が、相手にとって自分が……それが怖い、もっともっと大きなものなのだろうけど、失う事や得る事はそれ程怖くないのかもしれない。相手にとって俺が俺で無くなるのが怖い。とっても大人な考えなのかもしれないし、同じ位子どもなのかもしれない。ただ若者の考え方じゃ無い気がするのも事実。もし〜だったら……考えるのに疲れてしまう。良い考えと悪い考えが同時に起こる怖さ、どうしようもない葛藤。騎士であり紳士である事と男である事。押し付けるのではない、だからこそ怖いのかもしれない。前例がある分、臆病者になってしまう、勇気が出て来ない。逆の見方をするとこういう選択をする事も勇気だと思う。どっちを選ぶ事も勇気が必要だし、どちらも正解でも間違いでもない。だからこそ、これほどまで、とらなかった道を悔いるのだろう。