笹本祐一『ARIEL』(12)

ARIEL (12) (ソノラマ文庫 (814))

ARIEL (12) (ソノラマ文庫 (814))

電子戦。核戦争も行われ、経済戦争も終わった後に来るのはこういうコンピュータ同士の戦争になるのかもしれない。お互いのマシンにハッキングを掛合い、逆に相手にハッキングをかけられる。ウィルスを産み出しては送りつける。人の血が流れるわけでは無いが、情報と言う時間的にも資産的にも価値は莫大なものをかけて戦っている。ほんの少しの知識と設備があれば可能な戦争、そんな事を思うエピソード。世界中のコンピュータがネットワーク化されている現在。こういう戦争が行われる事があってもおかしくない……既に行われているのかもしれない……