笹本祐一『ARIEL』(1)

目茶目茶バカバカしいコメディタッチのストーリィどこと無くシリアスな描写が無い訳では無いのだけど、この作中にあるとシリアスもコメディに思えてしまう。だが、所々に散りばめられた現在の地球を皮肉っているシーンを読むと単なるコメディ作家では無いのかなとまで思わされる。このスパイス加減がとても良い。マッドサイエンティストに巨大ロボットに地球外生命体による侵略もぉパターン通りの設定がとても嬉しい。借りて読まなければ知らなかったであろう作家、笹本祐一