栗本薫『グイン・サーガ』(62)

ラニアの血筋が途絶える……歴史はこうして流れ繰り返していく益々人間離れした迫力を備えつつあるイシュトヴァーン目の前の風景がふと消え過去と現在がオーヴァラップするってのはかなりヤバイと思う。外伝1巻「七人の魔術師」でのイシュトはやっぱり今のこの憑かれたようなイシュトの延長にあるのだろう、魔導を用いるのだろうか? 今回はケイロニアのシーンも読めてうれしかった、グインとシルヴィア、タヴィアとマリウスの為に動き始める事が決まった。だけど、タヴィアはあのマリウスと旅をしながら子育てしている方が幸せなのではなかろうか、宮廷が嫌で逃げ出したのだから何が幸せなのか? これの答えは無いのかも知れないんだけどね、特に貴族にまでなると難しいんだろうなぁ