松原秀行『パスワード春夏秋冬』(上)

小説とするからには主人公が必要。
でもその主人公一人では小説はすすまない。
周りを固める人たちがいるからこそ。
より厚みをおびる。
その周りの人だって、その人その人の主人公になっている、自分の人生の。
当たり前のことなんだけど、
そこを切り取ってもしっかりと物語になるというのは。
シリーズが長く続いて来て、、キャラクタ1人一人が生きて来た証。
実世界もまたそう。