PelikanのSouveranM800

手元にあります。生まれて初めての万年筆。読むことが好きで、書くことが好きになってきて、文房具が好きで、色んなことをノートに手帳に書き続けているうちに欲しくなってきた道具が万年筆です。小学生の頃は鉛筆でした、中学生になる前後にはシャープペンシルを使い始めました。高校生になると、ボールペンを使う頻度が増えてきました。今まで色んなボールペンを使ってきましたが、書き続けると筆圧を書けなければ行けない分手が疲れるんですよね。そんな時に出会えた万年筆。今まで下敷きを使っていたノートに下敷きが不要になるくらい。自身の書き方が変わってきた様なきもします。
 最初は銀座の伊東屋ペリカンのフューチャを買いました。2000円でおつりがくるカートリッジ式の簡易万年筆。スーベレーンとは全然価格は違いますが今まで使っていたボールペンとは全く違う書き心地に心が震えました。それからですね、漠然と欲しいな万年筆って程度の気分だったのが絶対に買おうって想いになったのが。何もしらない私でしたが、どうせ買うのなら専門店でってことで大井町のフルハルタに行ったのが先月のことでした。店内に座っておよそ二時間、色んな太さ色んな形のペンを書かせてもらいました。そこで書いた感覚って簡易万年筆とは又違うんですよね。で、その日に注文していました。今そのペンがここにあります。いつも使っているノートにあれこれ書きました。もう二回目のインク吸引です。輝き方に思い入れが光ります。
 フルハルタで聴いた印象的な言葉が「万年筆って道具は人間と一緒、仲良くつき合ってください」ってね。使い込めば使い込むほど万年筆が馴染んできて、ある瞬間化けるんだそうです。成長するペンって何か夢がふくらみますね。いろいろと先へ先へと想像していたけど、この手の中に本物があります。