長く歴史の中で生き続けた芸術。

200年近く昔のエンターテインメントが今の世でも十分通じる。今からはとても想像つきません。古典芸能と呼ばれるものほど、今の芸術が長生きするのかどうかは疑問です。もちろん長く人の世で愛されることが芸術の大切さだとは思いません。だけど年月を経ればそれだけの力をもつものです。1つの芸術に対して注ぎ込まれたエネルギィはそのままに新しいものが注がれていくのと、今生まれるものに一から注いでいくのと、注ぎ込まれるエネルギィ量は変わらないとしても、それを受け止めきれる器をもっているものってどれくらいあるのでしょうかね。
ものを作るってほんと面白いです。自分自身の生き方しかり、こうして文章を書くことしかり。自分の経験がすべてそうやって形になっていくんですよね。生活がすべてネタなんですよね。趣味のレベルで書いているから気は楽です。趣味のストレスを趣味ではらすというのは当たり前の姿ですから。自分の経験があって、それをどれだけ抽象化してエンターテインメントにしていくのか、まだまだ学ばなければいけないことです。