桝野浩一『君の鳥は歌を歌える』

君の鳥は歌を歌える (角川文庫)

君の鳥は歌を歌える (角川文庫)

活字倶楽部』2003年春号で、詩の専門書店があることを知りました。この書店で初めて買った本がこの本です。同じく『活字倶楽部』をきっかけに読み始めた歌人である桝野浩一の本が一冊目には適当かなぁってことが手を取るきっかけをくれたのでしょうね。ぎりぎりまで色んな詩人や歌人と迷いこれと決めて連れて帰った一冊です。
感性は私のベクトルとはまるで違う方向に伸びている人と感じているので、この考え方この捉え方はどうなのかと読むことは多いのですが、わかりやすいのでそれらを比べられることがまた楽しいんです。表現方法が大好きな形態でした。散文と短歌、小説と短歌こうして短歌を集めて短歌集のような形で読むことも楽しいのですけど、それと一緒になりたがる別な作品たちと並べてあげることが、どちらもより気持ちよく響いてくれることがあります。
これからも短歌や詩は読んでいきます。私自身も詠っていきます。