Robert A. Heinlein『夏への扉』

夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))

夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))

時間を飛び越えるストーリィ。過去へそして未来へ何が起こったのか? 何を起こす可能性があるのか? 時間旅行は。天秤の両側が丁度つり合うように展開される、自分の中で何かが起こっているのか。ただ綺麗、収束するスピードとバランスが、どんどんとそれが見えていく感覚が。冬にありて夏を望む、夏にありて冬を願う。いまそこにある幸せを受け止め、自分の精一杯の力を尽くす。自分の精一杯をつくす、ジャンルで分けるのがもったいない珠玉の物語。面白い。