太田忠司『倫敦時計の謎』

霞田兄妹シリーズの第2作目。このシリーズはキャラクタが好き! 事件自体も最後の最後まで連続殺人だと思わされてしまった、そこが作者の狙いなんだろうけど見事にはまってしまった。それにやられた〜と素直に思えるラストシーン。タイトルがココまで利いてきているとは思わなかった。同じ様に時計を扱っている作品に「時計館の殺人」を思い出したけど、これとはまるで違う視点から時計を扱っている。妖しさが少なくなったのかなぁ……作者の文体の違いかなこの作者の文章って読んでてとっても軽快なんだよね