『ファイナルファンタジーIII』01:43:09

説明書で読んだ名前だけは知っていた仲間達全員に出会えた。もう1人ではないんだね。RPGのパーティ、これから長い時間を共にすごして行くのだろう仲間達。まだ知り合ったばかりで相手がどんな人か知らないけれど細やかな動き1つ1つ科白から解ってくるものがある。
 こうやって主人公パーティに少しだけ個性を付けたのが今回のリメイクのポイントの1つらしい。何も無い所から自分の想像力で描かれてない場面を補うことも面白いんだろうけど、こうやって1人1人が個性を主張してくるのもまたキャラクタ達が可愛らしく思える。それぞれが抱える問題を解決するために、旅立つ事を決意し仲間となり歩き始める。これから何が始まるのだろう。私がまだこの世界に飛び込んでの時間なんてほんのわずかなものだから、今どこに何が起きているのかも明確には解らない。ただ、目の前に示される問題から何か起ころうとしていることを推察することができる。
 僕たちはそれらを知っているのか? それともただ目の前に示された謎を解き続けているにすぎないのか? 解らないものが解る瞬間、考える方向性や手がかりが示される瞬間の閃きはとても心地よい。目の前の問題を解決することも、そこから繋がる世界を想像することも、ゲームを少しずつ楽しんで行くことも、とても心地よい。