アガサクリスティ『春にして君を離れ』

春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

こわい話。
何か事件があるわけでもないのだけど、自分と自分の内側との対話を繰り返し見つけていく。
私もこうやって言葉を書くことが自分の内側との対話の時間。
その答えがただの思い過ごしなのか、思いやりの答えなのかは言いたい事には気づけない。
今信じているものを根元からくずされる。そんな想い。
哀しいね。
こんな家は作りたくない。
でも、
もしかしたら? って考えてしまう。
楽しい想いではなく。
哀しい想いになれる。
こんな小説ってすごいな。