村上春樹『海辺のカフカ』(下)

海辺のカフカ〈下〉

海辺のカフカ〈下〉

久しぶりに本を一気読みした。
良いね、村上春樹って。
何を語りたかったのか? 言葉にすればできなくはないのだろうけど、すればするほどに本質とはどんどんと遠い場所に近づいてしまう。これだけの言葉が必要だった。でも結局なんだったのかは言わない。
結局何? そう想えることが物語の大切さ。
私は何者なのか?
それらはおいておいて
とりあえず今生きる。
風の歌を聞きながら。