恩田陸『三月は深き紅の淵を』

三月は深き紅の淵を (講談社文庫)

三月は深き紅の淵を (講談社文庫)

初めて本を読んだのはいつだっただろう。初めて本を読んでもらったのはいつだったろう。初めて自分で本を選んだのはいつだったろう。欲しい本が手に入らなくて涙したのはいつだったろう。本を集めるようになったのはいつだったろう。徹夜して読みふけった本は何冊あったかな。思い出します。文字を覚えたと同時くらいに本を読み始めました。今まで私が読んだ本を一から記録している図書館があると面白いなぁ。再読も含めて付け始めた記録を読み返すのもまた面白いなぁ。一冊の本を巡ってあれこれと交わされる会話。読んだ本だけをテーマに延々とつきない話。やっぱり好きなんですよね、本が。この物語ってその本が中心にある物語。本の内容自体は書かれてないけど、その本について話される会話が自分を思い出させてくれます。これからも色んな物語を読んでいきます。