赤江瀑『鬼恋童』

鬼恋童 (講談社文庫)

鬼恋童 (講談社文庫)

何が本物なのか? 何を本物としているのか? 本物は誰が決めるのか? 美、絶対的な指標が無い世界、人が完全に制御出来ないのがこの世界。だからこそこの美に人が引きずられる、命をかけてその美の道を歩いていく。そしてその歩みを止める瞬間。名前を背負って生きる人。仕事を継ぎ、名前を継ぎ、心を継いでいく生き方。