宮部みゆき『スナーク狩り』

スナーク狩り (光文社文庫)

スナーク狩り (光文社文庫)

構成の上手によるキャラクタの書き分けだけでも一読の価値が在る全く関係が無い人達が一路新潟を目指す、バラバラのサイドストーリィが一つの場所に収束する、一つ一つのエピソードを映画的映像的にそして小説として忘れてはいけない点もしっかりと描いて。このスリルとサスペンスは「火車」とはまた別な作者の代表作品かもしれない。