榎木洋子『龍と魔法使い』龍の娘編(3)

龍と魔法使い―龍の娘編〈3〉 (コバルト文庫)

再読であるはじめて読んだのだけではなく、その日その時に読んだものを大切にしたい。にしてもやっぱりこのシリーズは面白い、特にこの巻は最終巻シェイラの想いが決着を迎える純粋にラヴストーリィとしても読め、幻想文学としても楽しめる。そしてさりげなく哲学的なところも説いてくれる。人の性、カルマ、幸せを求める意味、変化の意義、等々感じ取れるものは多い。